こんにちは。ケンです。
この記事では、30代で転職を経験した私が、転職活動の進め方について解説します。
皆さん。ここ数年、転職市場は活況で転職者が右肩上がりに増加している、というニュースを聞く方も多いのではないかと思います。
でも、実際はこのように思っている方が多いのではないでしょうか?
転職?最近よく聞くけど、自分には関係ないかな・・・
転職活動って何か大変そうだし・・・
そもそも転職活動ってどうやって進めるの?
転職サイトに登録して、求人に応募するんだろうか??
私も最近までは👆のような感じで転職を他人事として捉えていました。
それでは、なぜこのように思ってしまうのか?
それは、「転職」や「転職活動」に関する知識がないからだと思います。
ここでは、転職活動を始めたいけど、どう進めれば良いか分からない方に向けて、
私の実体験をもとに転職活動の進め方についてできる限り詳しく解説したいと思います。
私の経験が少しでも参考になればと思っています。
転職活動は大きく4つの期間に分けることができると思います。
①開始期
転職活動を始めるきっかけ、転職エージェントへの登録など
②準備期
転職エージェントとの面談、求人検索、応募書類作成など
③選考期
一次面接、SPI・適性検査、最終面接など
④終了期
現職での引継ぎ、各種手続き、有給消化など
開始期
転職活動を始めるきっかけ
現職に対して100%の満足度を感じている場合、誰も転職しようとは思いません。
すなわち、転職活動を開始するにはきっかけとなる出来事や心境の変化があります。
そのきっかけは人それぞれだと思います。
職場の人間関係に悩んでいる・・・
現職ではキャリアプランが描けない・・・
私の場合、研究開発という業務は嫌いではなかったものの、
仕事への満足感はそれほど高くありませんでした。
また、30代に入ってこのまま研究開発職でキャリアを積むのではなく、
新たなキャリアを形成したいと考えるようになりました。
また、その時期に会社が変革期で様々な人事制度が変更(どちらかというと改悪)となり、
転職マインドを後押ししました。
これが、私が転職活動を始めようと思ったきっかけです。
転職エージェントへの登録
転職活動を始めようと思ったけど、
何からどう始めればよいのか・・・
そこで、私は転職エージェントに登録することをおススメします。
ここで混同しがちですが、転職エージェントと転職サイトは全く異なる性質のものです。
転職サイトは、求人案件を探して自らが企業へ応募して、
企業側の担当者とやり取りしながら、選考を進める必要があります。
一方で、転職エージェントでは転職サイトとは異なり、様々な角度で転職活動をサポートしてもらえます。
- 転職活動に関することを何でも相談できる
- キャリアプランの提案やアドバイスをもらえる
- 非公開の求人紹介がある
- 企業とのやり取りを代行してくれる
- 応募書類の添削をしてもらえる
- 面接に関するアドバイスをもらえる
私の場合、初めての転職活動で分からないことばかりだったので、
分からないことはすぐに転職エージェントにメールか電話で相談していました。
丁寧に回答してくれますし、自分で調べるより格段に早く、信頼できる情報だと思います。
職務経歴書や履歴書などの応募書類の添削も行ってもらえますし、
転職エージェントはぜひとも活用すべきです。
転職エージェントを活用する理由については👇の記事でより詳しく解説しています。
私の場合は、メインの転職エージェント以外にも転職エージェントに登録して活用していました。
準備期
この期間が転職活動の中で最も重要だと思っています。
転職活動の成功を大きく左右します。この期間で重要なイベントは以下の2つです。
- 転職エージェントとの面談
- 応募書類の作成
転職エージェントとの面談
転職エージェントに登録後、担当アドバイザーが1名付きます。
まずは、担当アドバイザーから転職の希望条件やスケジュールなどを確認するためのヒアリング(電話面談やWeb面談など)があります。ここでは担当アドバイザーから転職活動にかかわる様々な質問があります。
担当アドバイザーはこれらの情報をもとに求人を紹介しますので、自分が希望する条件に合った求人を紹介してもらうためにも重要な面談と言えます。
そのため、事前に以下の点について自身の考えを整理しておきましょう!
・希望条件(業種、職種、希望年収や勤務地など)
・転職スケジュール(転職活動開始時期や入社時期など)
・希望条件の優先順位
とはいえ、一度の面談で全ての質問に対して思い通りに答えることは難しいと思います。
希望条件の整理や優先順位付けができてないこともあると思います。
そこで私は、複数回面談することをおススメします。特に、私は複数の転職エージェントとの面談をおススメします。転職エージェントは1社ではなく、複数登録して活用する方が良いですし、面談を重ねる中で自分の考えや希望条件が少しずつ明確になってくると思います。
求人検索
転職エージェントから求人紹介があると思いますが、
実際に自身でも転職サイトで求人検索してみることをおススメします。
多くの求人を見ていく中で、希望条件やその優先度などが整理できてくることがあります。
転職サイトを積極的に活用して様々な求人を見てみましょう!
応募書類の作成
転職活動を進める中で、最も重要な項目の1つが「応募書類の作成」です。
特に、職務経歴書は自身のこれまでの業務経験やスキルを確認するための書類であり、非常に重要な書類です。職務経歴書の完成度が転職活動の成功を大きく左右します。
そのため、職務経歴書は転職エージェントに一度添削してもらうことをおススメします。
添削依頼をすると、気軽に引き受けてくれると思います。
転職エージェントを活用して、この期間に職務経歴書の完成度を高めておきましょう!
準備期間は転職エージェントとの連携が必須です
転職エージェントを有効に活用して効率的に転職活動を進めましょう!
選考期
応募書類が完成したら、求人応募の準備は整います。
希望条件に合った求人や興味のある求人に転職エージェントを通じて応募しましょう。
求人応募後の流れは以下の通りです。
書類選考 → SPI・適性検査 → 一次面接 → 最終面接
※一次面接と最終面接の間で二次面接・三次面接のある会社もあります。
書類選考
書類選考は、企業の採用担当者が提出書類を確認して合否を判断するものです。
書類選考の通知は数日~1週間程度であることが多く、転職エージェントを通じて連絡があります。
ただし、先に選考が進んでいる方の選考状況などによって、
書類選考の通知が遅くなる場合があります(目安:最大1か月程度)。
書類選考結果の連絡がないケースはほとんどないため、連絡が来ない場合からといって不合格と決めつけず、転職エージェントを通じて確認を取りましょう!
適性検査・SPI
書類選考通過後(もしくは書類選考と同時に)、適性検査やSPIを実施する企業が多いです。
SPI対策に関しては参考書籍などもありますが、基本的にSPI対策は必要ないと思います。
SPI対策に時間をかけるくらいなら、面接対策や企業研究に時間をかけるべきです。
一方で、SPIや適性検査は期日が決まっており、1週間~10日程度の場合が多いです。
複数の企業に応募する場合、期日を確認して計画的に転職活動を進めましょう!
一次面接
書類選考および適性検査・SPI実施後、選考を通過した場合、一次面接に進みます。
ここから、企業の採用担当者との面接がスタートします。
一次面接は以下の形式で行われることが多いと思います
感じた印象としては、新卒の採用面接とは少し雰囲気が違って和やかな雰囲気の面接が多かったです(笑)
- 面接形式 :Web面接(ZoomやTeamsなどを使用)
- 面接官 :人事+採用部署の課長(+同僚など)
- 面接官の人数:2~3名
- 面接時間 :約1時間
参考までに私が体験した一時面接の進行の具体例を紹介します。
ケース①:会社概要説明→求人募集の概要説明→志望動機などの質問面接
ケース②:冒頭から志望動機などの質問面接、というケース
ケース③:雑談→質問面接、というケース
このように面接の進行方法は企業ごとに結構違います。
面接のちょっとした楽しみになっていました(笑)
逆に、質問内容は志望動機や転職理由、これまでの経験・スキル、自身の強み弱みなど、企業ごとに大きな違いはなく、良くある質問ばかりです。
「職務経歴書の完成度を高めること」「良くある質問について事前に確認して準備すること」で十分に対応可能だと思います。
面接終了後、一次面接の合否通知は数日~1週間程度であることが多いです。
最終面接
企業ごとに違いはありますが、一次面接を突破すると、最終面接に進みます。
最終面接は以下の形式で行われることが多いと思います
- 面接形式 :Web面接(ZoomやTeamsなどを使用)
- 面接官 :人事部部長以上+採用部署の部長以上
- 面接官の人数:2~3名
- 面接時間 :30分~1時間
最終面接は志望動機や転職理由などの基本的な質問の後、採用後の給与や福利厚生などの説明がある場合が多いです。このあたりも新卒の採用とは少し異なる点だと思います。
面接終了後、最終面接の合否通知は当日~数日程度で、一次面接より早い印象です。
面接は企業と個人との対話の場。自分をアピールできるように準備期間にしっかり準備して臨みましょう!
終了期
内定通知後、転職先での業務をスタートするまで、1~2か月の期間があると思います。
その間、現職の引継ぎ、各種手続き、有給消化などに充てる方が多いと思います。
現職は退職することになりますが、引継ぎはしっかり終えてから有給消化に入りましょう!
「立つ鳥跡を濁さず」ですね。
まとめ
少し長くなりましたが、転職活動の進み方について解説しました。
転職活動は大きく4つの期間(開始期・準備期・選考期・終了期)があります。
その中で、私は準備期が最も重要な時期だと思っています。この期間に転職エージェントと密に連携を取り、希望条件の整理や書類作成をしっかり進めましょう。
このように転職活動の進み方が分かっていれば、転職活動に踏み出すハードルが少し下がるのではないでしょうか。
以上、ケンでした
私の実体験が参考になれば幸いです
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